「家事や育児が忙しくて運動する時間なんてない…」
「仕事から帰ってきたらバタンキュー。ジムに行く気力はない…」
「ストレスだらけで運動のこと考える余裕がない」
こういったお悩みを抱えていませんか?
家事の消費カロリーはバカにできない
実は無理に運動しようとせず、日常生活でちょこちょこ動いた方が運動不足解消に繋がる可能性が高いです。
こういった運動以外によるカロリー消費のことをNEAT(非運動性熱産生)と言い、その重要性が注目されています。
(NEAT:Non-Exercise-Activity Thermogenesis)
僕たちは家事や日常生活でも、ちゃんとカロリーを消費しています。
中にはスポーツよりも強度が高いものも。
本記事では「家事」と「スポーツ」を比較していこうと思います。
本記事の信頼性 この記事を書いている僕はトレーナー歴8年。 自分自身も35kgダイエットした経験があり、ダイエットに悩んでいる方へのアドバイスを得意としています。
運動強度(メッツ)とは?
家事や育児でもスポーツと同等か、それ以上にカロリーを消費している場合があります。
その強度はメッツ(MET: metabolic equivalent)という指標で表され、意外にも多くの項目で分類されています。
安静時(静かに座っている状態)を1とした時と比較して、何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示します。
メッツ一覧
「皿洗い」や「部屋の片付け」など、馴染みのある家事でもカロリーを消費していることがわかりますね。
カロリーの算出方法
エネルギー消費量[kcal] = 1.05 × (運動強度[METs] × 時間[h]) × 体重[kg]
つまり、体重60kgの人が4メッツの運動を1時間行った場合
1.05 × (4[METs] × 1[h]) × 60[kg]=252kcal
となります。
意外と、スポーツよりもハードな身体活動をしている人も多いのでは?
まとめ
「全然運動できていない…」と焦るのではなく、生活の中で動く頻度を増やせば問題ありません。
もちろん、スポーツには「爽快感」や「達成感」など、消費カロリー以外のメリットもたくさんあります。
ただ、時間がない方には取り組みにくいというデメリットも。
今回はそういった方向けの「スポーツだけが身体活動ではないですよ」という内容でした。
参考になれば幸いです。
番外編
座ってテレビを見る 1.3
立ってソワソワする 1.8
立ち仕事 4.5※
座り仕事 2.5※
ボーリング 3.8
サッカー 7.0
テニス 7.3
ハイキング 6.0
階段登り下り 4.0
参考資料
■国立健康・栄養研究所
https://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf
■健康長寿ネット
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-kiso/undou-energy.html