会社の売上をアップさせたいと考えた場合、営業活動やマーケティング、日々の業務の改善などに取り組む方が多いのではないでしょうか?
しかし、そういった方法を実施できるのも働いている従業員が健康であってこそ。
いくら営業活動やマーケティング活動に積極的に取り組んだところで、業務をこなしてくれる従業員が
- 座りっぱなしで腰が痛い
- なぜか体がだるい
- パソコンの見過ぎで肩こりが酷い
こんな状態ではせっかくの施策も効果的ではないですよね。
そこで注目したいのが、今多くの企業が取り組み始めている「健康経営」という考え方です。
この記事では、会社の経営者や福利厚生の担当者が知っておくべき健康経営について、そしてその中でも特に「社員の運動不足解消」について詳しく解説していきたいと思います。
従業員の健康を確保し、会社を元気にしていきたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
これからの会社経営に求められる健康経営とは
健康経営とは、経済産業省が推奨している会社の経営に関する考え方の一つです。
従業員の健康を会社を経営していく中の柱の一つと考え、健康管理を戦略的におこなっていく経営方針を表した言葉です。
経営者や福利厚生担当者の目線で従業員の健康について考えながら、健康維持に関する取り組みへの投資をおこない、働きやすい会社を目指していこうというわけですね。
健康経営は国が推奨しているということもあり、経済産業省では「健康経営優良法人認定制度」を設け、健康経営への取り組みを積極的におこなっている企業を「健康経営銘柄」として認定し、公表もしています。
従業員が慢性的な運動不足になることで考えられる3つのリスク
従業員の健康を阻害する要素の一つに「運動不足」が挙げられらます。
実際に経済産業省の認定基準(中小規模法人部門)には「運動機会増進に向けた取り組み」という項目があります。
従業員が慢性的な運動不足に陥ってしまうことで起きる可能性のある3つのリスクについてみていきましょう。
1. 日々の業務効率の低下
従業員が慢性的な運動不足になることで、日々の業務効率が低下する可能性があります。
適度な運動は身体的な健康を維持するために必要不可欠ですが、心の健康を保つためにも欠かすことができません。
運動不足が引き起こす可能性のある具体的な身体的不調は
- 腰痛
- 肩こり
- 倦怠感
- うつ病
など、身体だけでなくメンタルヘルスの維持にも影響が出てしまいます。
そうなると日々の業務効率は低下してしまい、会社全体の業績が下がってしまうリスクがあります。
2. 欠勤の増加
身体や心の健康が保てなくなると、比例して従業員の欠勤も多くなってきます。
従業員が一人でも欠勤すると日々の業務に大きな支障が出る可能性がありますし、欠勤した従業員の仕事をカバーする他の従業員たちの負担にもなります。
複数人が一気に欠勤してしまうと日々の業務をまともにおこなうことができなくなるという企業も少なくないので、これも慢性的な運動不足が引き起こす大きなリスクの一つだと言えるでしょう。
3. 休職者や退職者の増加
身体的不調による欠勤が慢性的なものになると、休職者や退職者が増加するリスクも出てきます。
体や心の健康を保てなくなってしまうと、普通に働くことができなくなってしまうので休職・退職せざるを得なくなってしまいます。
そうなると日々の業務に大きな影響が出ることはもちろんですが、会社のイメージダウン、採用のかかるコスト増、人事担当への負担増加など、様々な弊害も出てくることでしょう。
健康経営には社内の運動イベント実施がおすすめ
これらのリスクを避けるためにも健康経営への取り組みがとても重要になってくるわけですが、健康経営の第一歩としておすすめなのが、「社内の運動イベント実施」です。
社内で無料の運動イベントを実施し、そのイベントに参加してもらうことで従業員の慢性的な運動不足が解消できるようになるわけですね。
社内運動イベントの実施によって得られる5つのメリット
健康経営には社内運動イベントの実施がおすすめだと言いましたが、運動イベントを実施するとどういったメリットが得られるようになるのでしょうか?
社内運動イベントを実施することで得られる、具体的な5つのメリットについて書いてみます。
1. 日々の業務効率や質の向上
定期的に社内運動イベントを実施し、従業員の運動不足が解消されると日々の業務効率や質の向上が期待できるようになります。
これは運動不足解消により体が健康になることによって得られる効果です。
- なんだか体が軽い
- 息切れしないようになった
- 腰の調子がいい
- 肩こりが楽になった
など、運動することによって血行が改善し身体的不調が改善するケースはとても多いです。
業務効率や質が向上すると、会社全体の業績アップにもつながるので大きなメリットの一つだと言えますね。
2. 病欠の減少
社内運動イベントを実施して慢性的な運動不足を解消することができるようになると、病気での欠勤者が減る可能性が高いです。
WHO(世界保健機関)の発表でも運動習慣者(週に3回以上30分以上の運動をしている人)は運動不足者に比べて2型糖尿病や心血管疾患にかかるリスクが低減すると公表しいています。
会社側で運動する機会を用意することで運動習慣者を増やすことができるため、欠勤者の減少にも効果的と言えます。
3. 従業員のモチベーションアップ
社内運動イベントを通じて体を健康な状態に保つことができるようになると、日々の業務に意欲的に取り組むことができるようになります。
運動には自己効力感の向上という効果がありますので、自分で自分のことを認める能力(今日も私はよく頑張った!)が高まります。
自分の仕事の成果に自信を持てるようになればモチベーションは上がりますので、社内の運動イベントは「なんだか仕事に対するやる気が出ない・・・」という社員への活力になり得る存在です。
4. 人間関係の円滑化
社内運動イベントを行うことで、他部署や話したことのない同僚とのコミュニケーションを図ることもできます。
- ヨガ部
- 筋トレ部
- ウォーキング部
など部活動形式にすることで、学生時代に戻ったかのような団結力を得られることも。
ペアでストレッチをしたり、みんなで同じ運動をすることで普段あまり会話をしない社員と共通の話題が生まれ、人間関係の円滑化を図れます。
5. メンタルヘルスのケア
体を動かすことで、精神的なストレスも解消することができるようになります。
ヨガや適度な運動にはストレスや不安を低減する効果があり、ある研究では抗うつ薬を投与した群と薬を使わず運動療法を継続した群で同等の効果が得られたとされています。
最近はメンタルヘルスのケアも企業の課題の一つになってきているので、メンタルヘルスのケアにも対応できる点も社内運動イベントで得られる大きなメリットの一つでしょう。
社内運動イベントにおすすめの運動
では実際にどういった運動イベントがおすすめなのか紹介していきたいと思います。
健康経営に取り組んでいる企業が実際におこなっているイベントの中でも、特に人気の高い2つのイベントについて紹介していきます。
1. オフィスヨガ
今も昔も人気のエクササイズである「ヨガ」がオススメ。
社内運動イベントで行うヨガは、ヨガに精通した専門のトレーナーがオフィスに出張し、会議室や空きスペースでヨガのレッスンをしてくれます。
ヨガは老若男女誰でも簡単に取り組めるという点と、運動初心者が始めやすいという点から、多くの企業で選ばれています。
特別な器具などを必要とせず、ヨガマット1枚でできるという点も人気の理由でしょう。
2. 出張体操教室・出張運動指導
出張運動教室はオフィスで出来る簡単なストレッチや、腰痛・肩こりに効果がある簡単なトレーニングを教えてくれます。
運動や健康、ダイエットやメタボ予防など、知識が豊富なトレーナーが運動についての講習など座学も交えて指導してくれます。
そもそも
「なんで運動すべきなの?」
「どれくらいの頻度で運動したらいい?」
「どんな運動が効果的なの?」
などなど、闇雲に運動しても効果が出ないのでは?という不安を専門的なアドバイスで解決してくれます。
まとめ
健康経営とオススメの社内運動の取り組みについて解説しました。
従業員の慢性的な運動不足にはさまざまなリスクがあり、そういったリスクを回避することは健康経営に直結します。
会社側で運動する機会を社員に提供することで、業務効率の向上、業績UP、社員が長く働ける環境作りに役立ててもらえれば幸いです。
東海地方の中小企業様
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