突然ですが「キーストーンハビット」という言葉をご存知でしょうか?
- キーストーン=要石
- ハビット=習慣
ぱっと見なんのことかわからないと思いますが、要するに
「習慣化のカギ」
のような意味合いです。
僕たちの日々の行動というのは、習慣とも言われていて、特に努力することなく行なっている「動き」になります。
例えば、
- 朝起きたら歯を磨く
- 食後にコーヒーを飲む
- 寝る前に本を読む
など、人それぞれ意識せず繰り返している”ルーティーン”のようなもの。
それが習慣です。
キーストーンダイエットというのは、数多くある習慣の中でも、たった一つの要石を変えることで、無理なく体重を減らしたりカラダを変えていこう!という考え方です。
キーストーンダイエットの効果
キーストーンダイエットの効果は
- リバウンドしないダイエット
- 体重減少
- ウエスト減少
- シェイプアップ
などなど、たくさんあります。
普通のダイエットとの大きな違いは、「短期間での成功を目指さない」という点。
長い時間をかけて、その人にとっての習慣のカギとなっている行動を見つけ出し、改善していく。
そうすることで極力ストレスを感じずにカラダを変えることができます。
キーストーンダイエットのメリット
- 努力感が少ない
- 体型の維持がラク
- ストレスを感じにくい
など、たくさんあります。
習慣の力というのはとても強くて、一旦身についてしまうとあとはほぼ自動で行動できるようになります。
例えば、
- 毎日10km以上ランニングしているAさん
- 週に2回、30分ランニングしているBさん
Q,どちらがラクでストレスが少ないでしょうか?
単純に動いている量がAさんの方が多いので、ぱっと見はAさんの方が大変そうです。
でも答えはAさんです。
「いやいや、毎日より週に2回のがラクに決まってる!」
と思いがちですが、二人の大きな違いは「習慣になっているかどうか?」にあります。
週2回より毎日走る方がラクな理由
ネタバレしてしまうと、実はAさんもBさんも僕の実体験です。
Aの毎日ランニングしていた時期、
「今日も走るぞ!」
というようなやる気状態ではなく、朝起きたら必ず走りに行く。というルーティーンだったので、選択の余地がありませんでした。
ただBの時は
「今日は走ろうか?どうしようか?」
「昨日走ったし、今日じゃなくて明日にしよう」
「雨だ。明日にしよう」
のように、「走るかどうか」を自分で決める。という意思の力を使わなければいけなかったのです。
この状態は、非常にストレスが溜まります。
週に2回は必ず、弱い自分に打ち勝つ必要がありますからね。
なので結果的に毎日走っている時の方がラクだった。ということです。
人の意思力には限界がある
ラディッシュ:クッキーテストという実験をご存知でしょうか?
空腹の学生にクッキーの甘い匂い漂う部屋に入ってもらう。
クッキーを自由に食べていいグループ
と、
ラディッシュ(大根のような野菜)しか食べてはいけないグループ
に分ける。
その後、別室にて図形パズルを解くように指示される。
でも実はこのパズル、絶対に解けないように出来ていて、それを学生たちは知らされていない。
このテストの目的は「パズルを解くのを諦めるまでの時間を測ること」だった。
結果は
8分
ラディッシュしか食べられなかったグループ:20分
クッキーを自由に食べてよかったグループ:と、クッキーを我慢することに意思力を使ってしまったグループは消耗し、パズルを解くためのエネルギーがなくなってしまった。
意思の力に頼らないダイエット
この実験から分かるように、
- 頑張る!
- 我慢!
- 根性!
のようなダイエットは、日々ストレスを感じている現代人にはかなり難しいのです。
そこで習慣の力を使いましょう。
僕が毎日走っていた時にストレスを感じなかったように、ダイエットでも
「選択する前に行動する」
というルーティーンを作ってしまうことで、意思力に頼らないダイエットを実現することができます。
キーストーンダイエットの実践方法
とはいえ、実際に習慣を変えるというの簡単ではありません。
そこでポイントになってくるのが、
あなただけの「キーストーンを見つける」ことです。
たった一つの習慣を変えるだけでいい。
ある人は、筋トレをする。というキーストーンを見つけたことで、その周辺の行動が全て変わっていきました。
筋トレの効果を最大にするために、食事内容を変えてみたり。
筋トレでパフォーマンスを発揮するために禁煙してみたり。
結果的にそれがダイエットや健康的なライフスタイルに繋がっていったんですね。
そのほかには、1日に5杯以上飲んでいたコーヒーを緑茶に変えるというキーストーンを見つけた人もいます。
コーヒーと一緒に食べていた洋菓子が、緑茶になることで必要なくなったり。
緑茶に合う食事を追求していった結果、和食中心の食生活に変わったり。
変えたのは飲み物だけですが、結果として食事内容も変化していきました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
習慣を全て変えると思うと途方もなく大変な気がしますが、たった一つのキーストーン(要石)だけ変えられれば良いのであれば、できそうな気がしませんか?
僕自身も、トレーナーになる前は体重が110kgもあり、ずっと肥満に悩んでいました。
でも、習慣の力を知ってからは、本当にストレスなく体型維持することができています。
もしあなたがダイエットや身体のコンプレックスでお悩みであれば、キーストーンダイエット、試してみてください。
PS
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